チンセラプラス注射Cinceler+

デオキシコール酸0.8%配合のチンセラプラス注射薬のバイアルと外箱の画像です。

チンセラプラス注射Cinceler+はデオキシコール酸0.8%です

デオキシコール酸ナトリウムを 0.8%と高配合したチンセラプラス注射は新世代脂肪溶解注射です。
このデオキシコール酸濃度は小顔注射で有名なBNLS Neo(0.0002%)のおよそ4000倍です。
先発薬にあたるFDA認可のカイベラのはデオキシコール酸含有率が1%ですが、痛みが強く腫れてしまうのが難点でした。
そこでチンセラプラス注射の効果や内容についてアリア六本木クリニックの後藤和仁先生にお話を伺いました。

デオキシコール酸とは?

米国FDAで認められた脂肪溶解成分です。
先発薬のカイベラに1%の濃度で配合されていて、その他の脂肪溶解薬剤にも様々な割合で配合されています。
デオキシコール酸は胆汁酸の一つで、体内では腸内細菌によって生成される二次胆汁酸です。肝臓で生成されるコール酸が腸内細菌によって二次胆汁酸のデオキシコール酸に代謝されます。

チンセラプラスのデオキシコール酸濃度について

いまだに「1%」と表記しているようですが、輸入元から正式に「0.8%」であると発表がありました。
当クリニックでは最新の正しい情報を発信するために内容の更新をしました。

アリア六本木クリニック院長 後藤和仁

肩こり注射StiffClearツボ打ち注射の考案者、Dr.ゴトーことアリア六本木クリニック院長の後藤先生の画像です1999年 近畿大学卒業後、整形外科医として医長を務めるなど地域医療に貢献。2016年 都内大手美容クリニックに勤務し様々な症例を習得したのち、2017年アリア六本木クリニックで勤務開始。美容部門だけでなく、整形外科の経験を生かした肩こりの治療などもを行っている。

チンセラプラス注射はなぜ腫れない?

脂肪溶解に最適な濃度

本薬のカイベラがデオキシコール酸ナトリウム(DDC)1%なのに対して、チンセラプラスではデオキシコール酸ナトリウム濃度を0.8%に抑えることによって、腫れを抑え、痛みを50%に軽減しながらも、脂肪溶解効果はカイベラの80%を実現することに成功しました。

中性pH

チンセラプラスは中性であるpH=7に調整されています。注入時の痛みは体の成分との濃度差によっておこるのでその痛みを最小限に抑えます。

浸透圧

チンセラプラスは浸透圧も適切な設計をしています。というのも、腫れの原因の一つに浸透圧があるからです

低調整脂肪分解促進

チンセラプラスは脂肪細胞内に水分を過剰に吸収させることにより脂肪細胞の分解を促進します。

チンセラプラス注射の治療間隔

顔:4週間毎 2~3回=8~12週間

体:4週間毎6回=24週間

※注射後1~2週間程度かけて脂肪を破壊します。

チンセラプラス注射の施術ご注意事項

  • 当日から洗顔、メイク、シャワー浴は可能です。
  • 当日の激しい運動、サウナなどによる高温の刺激は避けてください。
  • 脂肪細胞の破壊の妨げになるので、2日間は治療部位のマッサージはしないでください。
  • 過度の飲酒や喫煙は避けてください。

チンセラプラス注射の考えられる副作用、合併症

特に気になる副作用や合併症はありません。
注射薬一般に考えられるアレルギー反応が見られることが稀にあります。
また、注射による治療なので治療部位に内出血が出現することがりますが、1週間程度で消失します。

チンセラプラス注射を受けられない方

  • 治療希望箇所に感染のある方
  • ケロイド体質の方
  • 脂肪溶解剤の使用によりアレルギーが認められた方
  • 妊娠している、またはその可能性(妊活中など)・授乳中の方
  • 肝機能・腎機能の低下など肝臓腎臓に異常のある方

チンセラプラス注射の費用(当院で治療を受けた場合)

初めて治療を受ける方1本14,800
4本セット54,000
通常1本16,200
4本セット60,000

チンセラプラス注射以外のデオキシコール酸系小顔注射との比較

商品名濃度効果と副作用製造国
BNLS Neo0.0002%効果の割には腫れと内出血が激しい韓国
カイベラ1%効果良・腫れと痛みが激しいアメリカFDA認可二重あご治療薬・未輸入
カベルライン0.5%効果の割には腫れと痛みが激しい韓国
セルフォームプラス1.5%効果良・腫れと痛みが激しすぎるイタリア

BNLS Neo

本家スペインの小顔注射MLM注射(3つの薬剤がMixされている)のうちの1成分のみを  韓国のDr.YOONが輸入して「ニコチン」や「ステロイド」を混注するというレシピを作り治療成績を上げていた薬剤で、現在、韓国ではすでに行われていない治療法です。
日本に入ってきた際、日本のドクターの指摘と強い要望で、Model for Japanはニコチンが入らないものとなり、実際の治療でもステロイドを混注することは無かったのですが、そのために効果も薄れてしまいました。
そこで治療効果を上げるためにデオキシコール酸が0.0002%配合されたNeoが登場しました。
しかし、残念なことに「ダウンタイム無しに小顔になる」というコンセプトから外れてしまい、痛みや内出血が強くなってしまいました。

カイベラ

アメリカFDAにて二重あご治療薬として承認を受けたカイセラ・バイオファーマシューティカルズ社の薬剤です。この会社は承認後たったの2か月でアラガン社に買収されていますので現在はアラガン社のカイベラということになります。
デオキシコール酸(デオキシコレート酸)が、主成分で実は古くから存在する成分で、実際に治療に使われていたこともありますが、あまりにも痛みや腫れ、しこりなので合併症が激しいので、脂肪溶解薬の主成分はフォスファチジルコリンに移行しました。
そのデオキシコール酸がFDAで承認されたのは医学的根拠(エビデンス)に基づくものとして素晴らしいことだと言えます。
しかし、前述の通り、効果はあるが腫れや痛みが激しいようです。(日本未輸入)

カベルライン(カベリン)

カイベラの合併症があまりに激しいので、デオキシコール酸の濃度を半分の0.5%にし、腫れや痛みを抑える成分を配合した薬剤として登場しました。現在、日本で一番多く出回っている薬剤と言えます。カイベラが未輸入なので実際に比較はできませんが、濃度から考えると効果は50%程度だと思われます。しかし、もちろん体質にもよるのでしょうが、意外に腫れたという方が多いようで、当院にいらっしゃる患者様は、他院にてこの治療を受けてチンセラプラスの名前を聞いて、当院に治療にを受けに来られる方が多いのです。

セルフォームプラス

デオキシコール酸配合濃度は1.5%程度と国内最高ですが、副作用の腫れ、痛みも最高です。「とても患者様に勧められない」と当院では導入を見送りました。

まとめ

小顔用の脂肪溶解注射は第四世代になりました。
デオキシコール酸がFDAに小顔注射として認可されて、新しい時代に入ったと言えるでしょう。
今まで、小顔注射をされたけど思ったような効果が無かったという方も一度ご相談されるとよいでしょう。

アリア六本木クリニック 後藤和久