レーザー脱毛

レーザー脱毛は永久脱毛できるのか?エステ脱毛との違いは?【美容クリニック院長監修】

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医療レーザー脱毛をしてムダ毛の無い女性が左手を上げてワキを見せている画像です。

脱毛をしようと思ったときに、クリニック(医療機関)かエステティックサロン(医療機関ではない)のどちらに行こうか悩まれる方も多いと思います。特に痛みやダウンタイム、本当に永久脱毛効果(Permanent hair removal)があるのか?その脱毛効果は永久的なのか??

ベテラン美容外科・美容皮膚科の医師である後藤和仁先生に、レーザー脱毛とエステ脱毛の根本的な違い、レーザー脱毛の合併症などのリスク、治療を受けるにあたっての注意事項などを伺いました。現在、エステで脱毛してる方やすでにレーザー脱毛を行っている方はもちろん、これから脱毛を受けようと検討中の方の参考になればと思います。

アリア六本木クリニック院長 後藤和仁

肩こり注射StiffClearツボ打ち注射の考案者、Dr.ゴトーことアリア六本木クリニック院長の後藤先生の画像です1999年 近畿大学卒業後、整形外科医として医長を務めるなど地域医療に貢献。2016年 都内大手美容クリニックに勤務し様々な症例を習得したのち、2017年アリア六本木クリニックで勤務開始。美容部門だけでなく、整形外科の経験を生かした肩こりの治療などもを行っている。

レーザー脱毛って?

医療レーザー脱毛をして、ムダ毛の無くなったスベスベ肌の女性の下腿の画像です。

レーザー脱毛は永久脱毛ができる!!

レーザー脱毛は、脱毛用に調整されたレーザー光線を皮膚の上から照射することによって、皮膚にはダメージを与えずに発毛の重要部である毛母細胞を焼灼して破壊することによって、永久脱毛(Permanent hair removal)を行うという治療になります。この毛母細胞は、角質より奥に存在するため、エステティックサロンで施術を行うことは法により禁じられています。つまり、永久脱毛(Permanent hair removal)というものは医療機関以外ではできない治療になります。
エステティックサロンが行う脱毛は、スキンケアの中に含まれ、「毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊しない一時的な脱毛」と定義されているので効果は一時的な脱毛のみとなります。もちろん処理後肌のツルスベ感はあるので、定期的なお手入れと考えて行うことは問題ないと思いますが、レーザー脱毛と同じものと考えるのは大きな間違いです。
永久脱毛(Permanent hair removal)を行うならレーザー脱毛一時的なお手入れ考えるならエステティックサロンと考えるのが良いと思います。

レーザー脱毛は何回行えば永久脱毛になる?

医療レーザー脱毛の治療の際に必要な知識である、毛周期について説明している図です。「成長期」「退行期」休止期」の毛の状態が書かれています。

レーザー脱毛は、毛周期に合わせて5~7回程度照射するしなくてはなりません。毛周期というのは、「成長期」「退行期」「休止期」と呼ばれる毛が生え変わる周期のことを言い、体毛で約2か月、顔の毛の場合は1ヶ月程度と言われています。
レーザー脱毛の効果があるのは、この中で「成長期」にあるものだけです。「成長期」にある毛母細胞を焼灼破壊して永久脱毛(Permanent hair removal)が完了するのですが、1回照射しただけではまた発毛があります。これは、全体の毛のうち、成長期あるものは全体の1/6程度と言われています。そのため、レーザー脱毛照射後しばらくすると、「休止期」だった毛周期の毛が「成長期」に移行して発毛が始まります。なので、毛周期に合わせて5~7回程度照射する必要があると言われています。

レーザー脱毛の合併症って?

  1.  ヤケドによる炎症からくる痛み・かゆみ・赤み

    レーザー脱毛はレーザーの反応により毛母細胞を焼灼する治療です。簡単に言うと毎回ヤケドをさせる治療になります。そのため毛母細胞のある毛根周囲は熱反応によりヤケドを起こし、炎症が起きるため、この反応は一週間程度続きます。
    この反応を抑えるため、ステロイド剤をお渡しするので、反応が強く出た場合は1週間程度お使いになってください。

  2. 色素沈着や色素脱失

    通常、レーザーの反応は皮膚表面には起こりづらいのですが、肌の色の黒い方や日焼けを起こしている方の場合、皮膚表面のメラニン組織にも反応する場合があります。
    その場合、しばらくの間、肌表面に色素沈着や色素脱失を起こすことがあります。積極的な治療を行うこともできますが、何もしなくても徐々に目立たなくなっていきます。

  3. 毛嚢炎(白ニキビ)

    VIOやワキ、男性のひげなど汗腺が多い場所に照射すると、毛嚢炎と言われる白っぽいニキビ用のものが出現することがあります。
    軽度のものであれば自然治癒しますが、処方などの治療が必要な場合があります。

  4. 水泡・瘢痕形成・痂疲形成

    レーザー脱毛治療そのものが軽度のヤケドを起こさせる治療なので、ヤケドの際に起こる症状が現れることがります。このような症状が出現した場合は、改善に時間がかかることがあります。

 

以上のような反応の出た場合、必ずご連絡ください。

レーザー脱毛の治療が受けられない方はいるの?

医療用語では禁忌と言って次のような方は治療を受けられないケースがあります。

  • 黒色人種の方

    アレキサンドライトという種類のレーザーを使用しているため、白色人種から黄色人種までは脱毛が可能ですが、黒色人種の方の脱毛はできません。Nd-YAGという種類のレーザー脱毛機を使用しているクリニックで治療を受けてください。

  • 妊娠されている方

    たとえ妊娠していることに気が付かず、脱毛レーザーを照射してしまったとしても、お腹の赤ちゃんに影響を与えることはまず考えれません。しかし、妊娠中は赤ちゃんのことを第一に考えてあげて欲しい。万が一何かあった時に公開して欲しくない。ということで、当院では妊娠中のレーザー脱毛治療を行っておりません

  • VIO脱毛を希望される生理中の方

    主に衛生面からの理由となります。また、ホルモンバランスの変動で痛みを感じやすくなっているのでVIO以外の部位を希望される方もご注意ください。

  • 日光過敏症の方

    日光と同じく光の一種であるレーザー照射による治療なので、治療を行うことができません。

  • 脱毛希望範囲にタトゥーのある方

    タトゥーに使われている色素は、レーザー脱毛に反応してしまい、消えてしまうことがあるためお断りしています。

  • 日焼けをしている方

    1ヶ月以内に紫外線の曝露(日焼け)をしている方は、日焼けによるメラニン組織が過剰に反応するため治療ができません。

  • 光線過敏になるお薬を飲んでいる方

    お薬の中には光の感受性を高める副作用のあるものが比較的多く存在します。治療の途中からでも何かお薬を飲み始めた場合は必ずお申し出下さい。

  • てんかん発作の既往のある方

    定期的な光の点滅によりてんかん発作が起きる場合があります。事前に必ずご相談ください。

レーザー脱毛の仕組みって?

皮膚表面から色の濃いもののみに反応するレーザーを照射して、毛母細胞を選択的に焼灼します。

成長期の毛の様子が書かれた画像です。成長期の毛母細胞にレーザーを照射している図です。
成長期の毛です
レーザー光線を照射毛母細胞が焼灼されます毛が脱落します

レーザー脱毛はどこにあてられる?

色の濃いものに反応するので眼に当てなければ全身どこでも可能です。
下にそれぞれの部位の脱毛にかかる時間のわかる図を載せておきます。
※身長体型などにより個人差があります

全身の脱毛できる部位の時間が書いてある図です。

VIOの脱毛ができる範囲と所要時間の書かれた図です。

レーザー脱毛を受けた日の注意事項って?

各注意事項ともに、脱毛効果を下げることはありませんが、合併症が起こりやすくなりますのでご注意ください。

入浴はできる?

温まりすぎないようにしてください。レーザー脱毛治療終了後は軽度のヤケドをしているのと同じ状態と言えます。また、入浴することにより血行が良くなるため、腫れや赤みなどが出やすくなります。特に広範囲の脱毛をされた方は、その日だけはシャワー浴にしておいた方が無難です。
また、脱毛した部分は強くこすったりしないようにしましょう。

サウナには入れるの?

当日はやめて下さい。また、腫れや赤みやがある間は避けてください。

運動はできるの?

軽い運動は可能ですが、激しい運動は避けてください。目安は汗をかかない程度。運動により血行が良くなるため、腫れや赤みなどが出やすくなります。

お酒呑めるの?

適度の飲酒であれば問題ありませんが、飲酒により血行が良くなるため、腫れや赤みなどが出やすくなります。

お顔のお手入れはできるの?

顔の脱毛をした当日は、メイクやクレンジングなどは避けましょう。保湿などのお手入れは問題ありませんが、マッサージや美顔器の使用も当日は避けてください。翌日以降は、腫れや赤みが残っていなければ問題ありません
エステティックサロンやクリニックなどで美顔・美肌の治療を受ける場合は、ご相談ください。たいていは、3週間程度あければ治療可能だと思います。施術を受ける際、顔のレーザー脱毛をいつ行ったかをお伝えください。

何かわからないことがあれば、クリニックにお問い合わせください。

硬毛化ってなに?

ごく稀に(発生確率不明)硬毛化といって、レーザー脱毛をする前より毛が太くなったり、脱毛の効果が出にくくなったりすることがります。現在のところ、原因がはっきりせず、その治療方法も確立されていない状態です。このような場合、治療方法を変更したり、治療を中止することがあります。

まとめ

エステテックサロンでの脱毛と医療レーザー脱毛の一番の違いは、エステティックの脱毛は一時的な除毛効果しかないのに比べ、レーザー脱毛は永久脱毛(Permanent hair removal)ができるということにあります。
生涯通い放題で一生エステテックサロンに通うか?クリニックで永久脱毛をしてしまうかは、脱毛を希望される方の選択になります。
また、合併症が起こった場合でも、適切な対応と治療ができるというのも、レーザー脱毛の利点です。
いままでエステテックサロンに通っていたけど、永久脱毛(Permanent hair removal)がしたいという方も大勢相談にみえています。
気になることがある方は、レーザー脱毛を行っているクリニックにご相談されてはいかがでしょうか?

アリア六本木クリニック 院長 後藤和仁

https://aria-clinic.com
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