性病検査

 

性病とは?

正確には性感染症(STD:sexually transmitted diseases)といい、、膣性交いわゆる通常のセックスだけでなく肛門性交(アナルセックス)、口腔性交(オーラルセックス=フェラチオ・クンニリングス)を含む性行為によって感染する感染症のことをいいます。
最も効果的な予防法は性行為そのものをしないことになりますが、それはなかなか難しいので、コンドームを使った性行為や不特定多数の相手と性交をしないといったことが有効になりますが、100%感染を防ぐことはできません。
特に感染初期に自覚症状が無いことが多いので、他人への感染を起こしやすいので注意が必要です。

治療はパートナーと一緒に受けないとピンポン感染を起こしてしまうので、感染が疑われた場合はパートナーとの受診をお勧めします。
当院ではべストパートナー割引制度により同時受診を応援しています。

HIV

Human Immunodeficiency Virus(HIV:ヒト免疫不全ウイルス)感染することです。
このHIVに感染するとエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)を起こします。

HIVの感染経路

主な感染経路はコンドームを使わない膣性交及び直腸性交(アナルセックス)、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)があります。また、母子感染や注射器のうち回しや刺青・タトゥーの時に使われる針の使いまわしなどによる血液感染もあります。

HIVの病状

感染を起こすと2~4週間でインフルエンザのような症状が出る場合と全く症状が出ない場合があります。
その後、5年から10年という長い期間、症状のない潜伏期に入ります。もちろんこの間も、性行為などを行うと相手に感染させてしまいます。
潜伏期が過ぎて発症すると、風邪によく似た症状(全身倦怠感、体重の急激な減少、慢性的な下痢、極度の過労、帯状疱疹、過呼吸、めまい、発疹、口内炎、発熱、喉炎症、咳など)や全身の脂漏性皮膚炎などが起こり、次第に多くの感染、特に通常の人ではかからないような多くの日和見感染(ニューモシスチス肺炎やカポジ肉腫、悪性リンパ腫、皮膚がんなどの悪性腫瘍、サイトメガロウイルスによる身体の異常等、生命に危険が及ぶ症状)を起こします。また、HIVに感染した細胞が脳の神経細胞を冒すとHIV脳症と言われる精神障害や認知症、記憶障害を起こします。

AIDS発症の診断

感染後、長期間経過したのちにAIDS指標疾患と呼ばれる23の疾患のいずれかを発症した場合にAIDS発症と診断されます。

カンジダ症
壊疽
クリプトコッカス症
ニューモシスチス肺炎
コクシジオイデス症
ヒストプラズマ症
クリプトスポリジウム症
トキソプラズマ脳症
イソスポーラ症
サルモネラ菌血症
サイトメガロウイルス感染症
化膿性細菌感染症
ヘルペスウイルス感染症(帯状疱疹・単純ヘルペスウイルスなど)
活動性結核
非定型抗酸菌症
反復性肺炎
リンパ性間質性肺炎・肺リンパ過形成
カポジ肉腫
原発性脳リンパ腫
非ホジキンリンパ腫
浸潤性子宮頸癌
進行性多巣性白質脳症
HIV脳症
HIV消耗性症候群

HIVの治療

時代とともに大きく変わるのでここには2017年10月現在の一般的な治療法をあげます。
全てのHIV感染患者に対して抗HIV薬の開始が推奨されてます

抗HIV薬は通常3~4剤の内服薬の組み合わせで治療を行う強力な抗ウイルス療法(Highly Active Anti-Retroviral Therapy:HAART)略してARTが主流です。
しかし、抗HIV薬はHIVを完全に排除できる薬ではないので、生涯にわたって服用を続けることになります。途中でやめてしまうと、ウィルスが薬剤に対して耐性を持ってしまうため、以降薬が効かなくなってしまうので注意が必要です。

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淋病

淋菌に感染すると起こる性感染症です。男性は淋菌性尿道炎を起こすと尿道が激しく痛み、膿が出るので自覚症状から感染がわかりやすいのですが、女性や咽頭への感染の場合は無症状のことが多いため、気が付かない場合が多いようです。

淋病の感染経路

主な感染経路はコンドームを使わない膣性交及び直腸性交(アナルセックス)、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)があります。また、母子感染(淋菌性眼炎)を起こします。咽頭感染の場合は、キスによる感染もあり、これに関しては予防する手段はありません。
一回の行為での感染率は30%以上と非常に高い感染力を持っています。

淋病の病状

感染してから数時間~数日で発症します。性器に感染すると男性の場合は淋菌性尿道炎を起こし、排尿時や勃起時に激しい痛みを伴ない尿道から膿が出ることが多いのですが、無症状のこともあります。
女性の場合は、子宮頸肝炎を起こしますが、自覚症状が出ることは少なく、何か違和感があっても膀胱炎や膣炎などの診断を受けることが多いようです。しかし放置すると、淋菌は骨盤内の膜や卵巣、卵管へと感染していき、内臓の炎症や不妊症、子宮外妊娠を起こす原因となります。
咽頭や直腸に感染した場合はほとんど自覚症状がないので知らない間に人にうつす原因になります。
母子感染を起こした場合、新生児は淋菌性眼炎を起こし、早期治療を行わない場合は失明する恐れがあります。また、血流により全身に広がるので、関節、肝臓を覆う膜、心内膜炎などを起こすこともあります。

淋病の診断

性器感染の場合、男性の場合は尿検査、女性の場合は膣内を綿棒で擦って検査します。
咽頭感染の場合は、喉を綿棒で擦って検査します。
淋病感染者はクラミジア感染を併発してることが多いので、同時に両方の検査をすることが勧められています。

淋病の治療

点滴による抗生剤の投与による治療を行いますが、抗生剤に対する耐性化が激しいため、ペニシリン系では90%以上、テトラサイクリン系、ニューキノロン系でも80%程度、セファロスポリン系でも50%程度が耐性を持っているようになっています。
2016年現在、セフトリアキソンまたはスペクチノマイシンのみがほぼ100%の有効性があり、特に咽頭の感染に対してはセフトリアキソン1gのみが有効とされています。
しかし残念なことに、このセフトリアキソンの耐性菌も世界で初めて日本で報告がありました。
経口薬に関しては、アジスロマイシン2gの服用が90%以上有効ではあるが、アジスロマイシン1gの服用では40%が治療に失敗しているので耐性菌の増加が考えられるため第一選択にはなりません。

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クラミジア

クラミジア・トラコマチスに感染することによっておこる性感染症です。性器に感染すると、男性の場合は尿道に膿や痛みが起こり、女性の場合はおりものが増えるなどがありますが無症状のことも多くあります。
咽頭に感染すると、喉が痛くなったり単が増えたりするなどがありますが、無症状のことも多くあります。
日本で一番多い性感染症ですが、男性の5割、女性の8割が無症状のため知らない間にうつしたり、うつされたりということがあるので特に注意が必要です。

クラミジアの感染経路

主な感染経路はコンドームを使わない膣性交及び直腸性交(アナルセックス)、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)があります。また、母子感染を起こすこともあります。咽頭感染の場合は、通常のキスによる感染は少ないのですが、ディープキスの場合は感染率が高くなり、これに関しては予防する手段はありません。

クラミジアの病状

感染して数週間で発症します。男性の場合は軽い痒みや痛み、女性の場合は織物の増加や軽い痒みなどが出ることがありますが、80%は無症状であると言われています。そのため気づかないことが多いのですが、放置すると男性の場合は前立腺炎・副睾丸炎(精巣上体炎)・肝炎・腎炎を起こすことがあります。男性不妊との関連性も指摘されています。また、女性の場合は急性腹膜炎や子宮頸管炎・子宮内膜炎・卵管炎になり、さらに進行すると骨盤腹膜炎になったり肝周囲炎や卵巣炎を引き起こし、子宮外妊娠や不妊の原因になると言われています。また絨毛膜羊膜炎になると流産や早産の原因になります。
母子感染は産道感染となり、新生児が結膜炎や肺炎を起こすことがあります。
さらに恐ろしいことに、クラミジアに感染していると他の性感染症へ感染率が飛躍的に上がると言われています。

クラミジアの診断

性器感染の場合、男性の場合は尿検査、女性の場合は膣内を綿棒で擦って検査します。
咽頭感染の場合は、喉を綿棒で擦って検査します。

クラミジアの治療

抗生剤の服用を行います。アジスロマイシンの一回の服用が第一選択ですが耐性菌の場合はニューキノロン系やテトラサイクリン系の抗生剤も使われます。

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梅毒

梅毒トレポネーマの感染すると起こる性感染症です。症状などは第一期から第四期までの4段階でそれぞれ異なります。近年、日本での感染者の増加が心配な性感染症です。

梅毒の感染経路

主な感染経路はコンドームを使わない膣性交及び直腸性交(アナルセックス)、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)があります。また、母子感染を起こし、子供は先天梅毒となります。

梅毒の症状

4段階あり、第一期と第二期が感染しやすい状態です。感染後1週間から13週間で発症します。第一期梅毒の最初の数週間は交代が発生する前なので検査しても陽性にはなりません。

第一期:感染後3週間~3ヶ月=感染します

感染した部位に硬性下疳と呼ばれる無痛性の膿を出す硬結ができますがすぐになくなります。稀に潰瘍を起こすこともあります。横痃と呼ばれる鼠径部のリンパ節が腫れるという症状があらわれます。感染後、6週間たつと梅毒検査の反応が陽性になります。

第2期:感染後3ヶ月~3年=感染します

全身のリンパ節が腫れて発熱、倦怠感、関節痛などがあらわれることもあります。
バラ疹と呼ばれる赤い目立つ発疹が手足の裏から全身に広がります。治療しなくても1ヶ月程度で消失しますが、完治したわけではなく、梅毒トレポネーマは体内に残っています。

潜伏期:第2期の消失~数10年=後期は感染しない

前期:最初に2~3年は第二期の症状を再発することもあります。

後期:不顕性感染の期間で長い場合は数十年ということもあります。

第3期:感染後3年~10年=現代では稀

ゴム腫といわれる腫瘍が皮膚や筋肉に発生します。

第4期:感染後10年以上=現代では稀

多くの臓器にまで腫瘍が発生したり、農・脊髄・神経などが侵されて麻痺性の痴呆を起こすようになり、脳梅毒に進行し、死亡する。

先天梅毒

妊娠中に胎盤を通して、または、出産時に産道から新生児に感染します。60%は症状がない状態ですが、生後数年で肝臓、脾臓の増大、発疹、発熱、神経梅毒、肺炎といった症状があらわれます。そのまま治療をしないと、鞍鼻変形、ヒグメナキス徴候、剣状脛、クラットン関節などの後期先天性梅毒の症状が現れます。

梅毒の診断

感染の可能性がある時期から6週間以上経った時に、採血をして血液検査を行います。通常Tp法とRPR法の二種類を行い判定します。一度感染すると完治後もTp法は陰性になりません。

梅毒の治療

海外ではペニシリンGの筋肉注射を単回投与で終了しますが、日本国内ではペニシリンGが使えないためペニシリン系の抗菌薬を複数回使用します。投与期間は第1期で2~4週間、第2期では4~8週間になります。ペニシリン系はアレルギーのある方が多いのでミノサイクリンやアセチルピラマイシンなどを使用することもありますが、マクロライド耐性の報告があります。

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マイコプラズマ・ウレアプラズマ

尿道炎の原因菌は一般的に淋菌とクラミジアと言われています。しかし、淋菌が原因の尿道炎は全体の40%に過ぎず、残りの60%は非淋菌性尿道炎となります。非淋菌性尿道炎のうち、クラミジアが原因のものが50%程度(全尿道炎のうちの30%)、残りの50%(全尿道炎のうちの30%)はマイコプラズマ・ウレアプラズマが原因であると言われてます。
肺炎を起こすものや常在菌として存在するものもありますが、尿道炎の原因となるのは次の4種類です。
Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)
Mycoplasma hominis (マイコプラズマ・ホミニス)
Ureaplasma urealyticum(ウレアプラズマ・ウレアリチカム)
Ureaplasma parvum(ウレアプラズマ・パルバム)

マイコプラズマ・ウレアプラズマの感染経路

主な感染経路はコンドームを使わない膣性交及び直腸性交(アナルセックス)、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)があります。また、母子感染を起こすこともあります。咽頭感染の場合は、キスによる感染もあります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの病状

症状はクラミジアとほぼ同じで、男性の場合は軽い痒みや痛み、女性の場合はおりものの増加や軽い痒みなどが出ることがありますが、自覚症状がないことが多いです。
進行すると、男性の場合は精巣上体や前立腺へと進んでいき、不妊症や炎症、尿道の狭窄を起こします。女性の場合は、子宮頸部の炎症や卵巣・卵管・子宮などへと進んでいき、不妊症を起こします。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの診断

男性は尿検査を行いますが、進行している場合、精巣などへと進んでいるため一度の検査では検出されないことが多くあります。女性の場合は膣内を綿棒でこすって検査します。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの治療

抗生剤の服用を行います。アジスロマイシンの一回の服用が第一選択です。

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性病検査各項目の費用

ベストパートナー割引

治療はパートナーと一緒に行わないと、ピンポン感染と言ってどちらか片方が治っても、パートナーの方が治療されていないと再び感染してしまいます。
お二人での治療を応援するため、お二人そろっての検査は割引になります。
あなたの大切なべストパートナーとご一緒にご来院ください。

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性病検査
一般7項目 26,000円 性器淋病・性器クラミジア・咽頭淋病・咽頭クラミジア・梅毒・HIV・B型肝炎
一般7項目
ベストパートナー
2名
39,000円
フルコース12項目 39,800円 性器淋病・性器クラミジア・咽頭淋病・咽頭クラミジア・梅毒・B型肝炎・HIV・マイコプラズマ・ウレアプラズマ・カンジタ・トリコモナス・C型肝炎
フルコース12項目
ベストパートナー
2名
59,700円
性器淋病・性器クラミジア 9,900円 セットのみ
咽頭淋病・咽頭クラミジア 9,900円 セットのみ
梅毒 5,400円
HIV 5,400円
B型肝炎 5,400円
マイコプラズマ・ウレアプラズマ 9,900円 単品6,480円
カンジタ 5,400円
トリコモナス 5,400円
C型肝炎 5,400円
初診料 5,400円
再診料 3,240円

検査結果が出るには3~5日程度かかります。提出期限をご確認ください。